<できるとこから体質改善>” 食べ過ぎ ” をやめたい!

年始にお餅を食べ過ぎてからなんだか満腹センサーがおかしくなった気がします…。そう、過食です。

過食ってなんでなるのかな。仕組みを知って早く元に戻したい!
とうことで、早速調べてみました。f:id:harmonictherapy:20220122143616j:plain

■ 過食は意志が弱いせいではない?!
ダイエットしようと決めたのに、つい食べてしまってリバウンド。
「どうして我慢できないんだろう。」と自分を責めてしまったことのある方もいるかもしれません。が、過食は必要があってやっているので、意志の力では太刀打ちできないのです!

■ 身体の仕組み
身体のエネルギー源は「ATP」というものです。
食べて取り入れた栄養は、直接エネルギーになれず、ATPに変換されます。
人はこのATPがないと身体を動かすことも、頭を使うことも、内臓を動かすことも、ホルモンを作ることも、何にもできません。
なので、健康快適に過ごすにはATPがたくさんあることが大切です。

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■ ATPをたくさん作るには?
ATPは「糖質、脂質、たんぱく質の3大栄養素から作られます。
私たちが食べたこの栄養素は、細胞まで運ばれ、2つの生産工場でATPとなります。

<2つのATP生産工場>
小さい工場 … 糖質専用。糖質からひたすらATPを作る。2ATPしか作れない。
大きい工場 … たんぱく質、脂質からATP作れる。36ATP作れる。

<具体例>
パン(糖質)を食べた。

胃腸で消化吸収されブドウ糖になる。

腸から吸収され全身の血液に乗り、全身の細胞に運ばれる。

パンが一番小さくなり、糖一分子となる。

小さな工場にまずいき、2ATP作られる。

糖一分子がさらに大きな工場に移動できると

36ATP作られる。

大工場が動いている時は、糖一分子から小工場の18倍の"36ATP" ができ、ATPを作れます。
大きい工場を稼働させたいですよね。

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■ 過食するのは小工場しか使えないから
過食している時は、小工場だけでATPを作っています。
小工場は糖質専用です。
糖質は摂ればすぐ燃えてエネルギーになりますが、すぐ燃え尽きます。
2ATPづつしかできないので、どんどん糖質という燃料を摂らなくなくてはならない。
あぁ負のサイクル・・・

しかも、糖質専用工場なので、過食したくなるのは、野菜ではなく、ご飯、パン、麺、甘いものなどに偏ってしまいます。

身体は、生きるためにエネルギーが必要だから、糖質をたくさん欲するようになります。
「過食を起こさせる必要」があるのです。
頑張って我慢して糖質さえ抑えてしまうとエネルギーが全く作れないことになってしまうのです。

■ 大きな工場を使えるようにする
今まで例えていた「大きな工場」とは、ミトコンドリアのことです。
ミトコンドリアを元気にして、ATPをたくさん作れば、自然に過食は減ります。

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■具体的にどうしたらいいの?
ミトコンドリアの質をよくする & 量を増やす。

<1> 糖の量ではなく「質」を制限する
最初はいくら食べても良いので、糖質の種類を変えます。
砂糖や小麦 → 果物や米、ナッツ類にする。
*血糖値を急激に上げ、すぐにATPを作るようなものではなく、果物や米類のような血糖値が緩やかに上がるものに。すると、細胞に取り込まれるのも緩やかになるので、ATPが作られるまでに時間はかかり、腹持ちが良いので過食しにくくなります。

<2>タンパク質をたくさん取る
ミトコンドリアの膜はタンパク質からできているため、質の良いミトコンドリアを作れます。
また、栄養をミトコンドリアまで運んでくれるのもタンパク質なので大事なのです。

<3>ビタミンB、マグネシウム、鉄を摂る
糖質をATPにするときに必要な栄養素になります。

<4>ミトコンドリアの数を増やす
運動や断食など。

運動する時間がなかなかとれない方は多いと思います。
そんなときは、まずは食事からゆっくり変えていくことがおすすめ
やる気があるときは、一気に変えていこうとするものですが、長く続けられることをするのがコツです。

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「食べ過ぎ」は、身体からの欲求だったんですね。そりゃ意志では太刀打ちできないはずですよね。
我慢できず食べてしまっても自分を責めず、自己肯定感を下げずにダイエットしましょ♪

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お読みいただきありがとうございました^^
ホリスティックケアサロン"ハーモニックセラピー"
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